医療関連銘柄メドピア【6095】徹底分析

個別株分析

はじめに

『集合知により医療を”再発明”する』

医療関連銘柄メドピアは医師向けのサイト運営やオンライン診療などを手がける会社です。
医療×ITという将来性あふれるこの銘柄を分析してみました

業績

まずは気になる業績を見ていきましょう!

2018 2019 2020予想修正後 2020予想修正前
売上高 2199 3046 5250 4300
売上増加率 141 139 172 141
PSR 9.5 7.6 18.1 22.1
営業利益 367 558 1070 800
経常利益 65 379 1070 765
EPS(補正後) 11.2 20 30.4 23.4
EPS増加率 黒転 179 152 117
補足 株式分割1→2

見て分かるように業績の伸びが半端ないです笑
特にコロナによる追い風を受けて今年の業績の上方修正が出されていることから成長が加速していることが分かります。

『オニールの成長株発掘法』に記載されていた値上がりするグロース株の条件を下に記載します。

    ①売上高成長率25%以上

    ②EPS(一株当たり当期純利益)増加率25%以上

    ③ROE(自己資本利益率)17%以上

条件のうち①、②の値を大幅に超えており、ROEが16%である事から間違いなく優良なグロース株と言えると思います。

事業内容

次には事業内容について確認をしていきましょう

事業内容は大きく分けて二つのセグメントに分かれています

・ドクタープラットフォーム事業

「Medpeer」という日本最大級の医師専用コミュニティサイトを運営。医薬品の口コミや症例などの経験をサイトを通じて共有することで「集合知」を実現する。医師の転職支援サービスなども提供。またクリニックや薬局向けのアプリザービスなども展開

売上高:3659百万円 対前年同期比増加率:1.6倍

営業利益:733百万円 対前年同期比増加率:1.4倍

・ヘルスソリューション事業

医師によるオンライン医療相談や管理栄養士による食生活のアドバイスなどを手掛ける。特定保健指導や産業保険支援事業など。

売上高:3659百万円 対前年同期比増加率:1.8倍

営業利益:733百万円 対前年同期比増加率:4.2倍

現在ドクタープラットフォーム事業が安定的な事業として成長しており、ヘルスソリューション事業も次世代事業として大きく成長していることが確認できます。これから高齢化による医療分野市場の発展に伴い業績を大きく伸ばせる余地はかなりあると思います。

財務3表の解析

賃貸対照表

メドピアの資産に関する表

左が資産、右が純資産と負債であり資産=純資産+負債となります。

まず左の資産について、固定資産が15%程度です。これはメーカーなどと違い、製造機械や原料などを必要としないため固定資産が小さいためですね。一方流動負債が80%を越えており資産の70%は現金です。これはこの企業がキャッシュリッチであり、なおかつビジネススタイルが設備投資などの多額の経費を必要としない事を示しています。

次に右のグラフですが、負債の割合がなんと17%であり、自己資本比率は83%と超優秀な財務体制である事が分かります。
以上のことから健全経営で倒産などの危険性はほぼ0でしょう。

損益計算書

営業利益率が驚異の20%です。これはIT系に特有の原価率の低さがなせる技ですね。
また医師向けの会員制である事から一度取り込んでしまえば安定した収益が望めることも魅力的です。
このことから利益を生み出せるビジネスモデルであることは間違いないでしょう。

キャッシュ・フロー計算書

こちらは2019年のQ4の決算から計算したモノです。
営業C/Fは+なので本業による利益が出ていることが分かります。
投資C/Fは-なので事業拡大に向けた投資を行っていることが分かります。
財務C/F+ですが、これは新規株発行による資金調達によるもので借入金の返済はしっかり行われているため、次の成長に向けて潤沢な資金を確保できていると思って良いでしょう。

株価の分析

  • 現在の株価(8/23):4750円
  • PER:156倍
  • 当期利益:30.4
  • PSR:19.3倍

上記は日足のチャートになります。
きれいな右肩上がりを示している一方、三月の底値969円から約5倍の値を示しており割高感もありますね。
では株価を分解して考えて行きましょう。

株価 = PER(株価収益率)×EPS(一株当たり純利益) 

一般的なPERの数値は15倍程度といわれていますので、EPSが約10倍になればPERは15倍の適正水準であると考えられますね。
YtoYでの今年のEPS増加率は44.4%と予想されているので、約6.5年間同じ水準でEPSが増加すればPERが適正値になると言えます。
かなり困難な値ではありますが、同業種のエムスリーが04~11年の7年間で純利益を約9倍にしていることを考えると妥当とも取れる水準です。

またPSRについても20倍を超えると割高といわれますが、売上高の増加率も著しいことからこれも適正値であると考えられます。

現状では割高では無く今後の期待値に基づく適正水準では無いかと個人的には思います。

まとめ

メドピアは業績・財務健全性・テーマ性に優れた株です.

株価は急騰していますがそれでもこのままの業績向上を維持できるなら適正水準であると思います。

急激に値上がりしたので一時的な調整は入るかもしれませんが、長期的にはかなりのポテンシャルがあると思います。

一方でこの分野にはエムスリーという最大手がいるため、競合との比較を常に決算などで把握したほうが良いと思います!

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