オニールの成長株発掘法 CAN-SLIM編 Part1

投資手法の紹介

はじめに

『How to Make Money in Stocks』

本書によってあなたは人生を変えることが出来る。あなたさえ望めば、誰もそれを止めることは出来ない。

オニールの成長株発掘法の冒頭はこのような言葉から始まります。

この本は過去125年にもおよぶ株式市場のデータを分析し、大化け銘柄に共通する特長をまとめた至高の一冊です。

ファンダメンタルとチャート両方からアプローチすることで高いリターンを生み出します。

この本のエッセンスを4つに分けて分かりやすく解説していきます。

オニールの成長株発掘法

オニールの成長株発掘法はファンダメンタルに基づくCAN-SLIMチャートの二つの方法で成長株にアプローチしていきます。
本日はCAN-SLIM編 Part1 ということで解説をしていきます!

勝つシステム CAN-SLIMとは

CAN-SLIMとは勝つための7つの要素の頭文字を取ったものです。

C(Current Quarterly Earnings = 当期四半期のEPSと売上)
A(Annual Earning Increases = 年間EPSの増加)
N(Newer Companies, New Products,etc =新興企業や新製品など)

S(Supply and Demand = 株式の需要と供給)
L(Leader or Laggard = 主導銘柄か、停滞銘柄か)
I(Institutional Sposorship = 機関投資家による保有)
M(Market Direction = 株式市場の方向)

ではこれらの要素についてさっそく見ていきましょう!

C(Current Quarterly Earnings = 当期四半期のEPSと売上)

重要ポイント

・当四半期のEPSが前年同期比で少なくとも25-50%以上の大きな上昇。
・当四半期の売上げが前年同期比で25%以上の大きな上昇
・直近三四半期の売上増加率が加速(ex.25%→50%→150%)

解説
上記3つは銘柄選定において必ずチェックしたい項目です。

そもそもEPSとは何か?

>EPS(一株当たり純利益) = 当期利益/発行済み株式数

簡単に言うとあなたが持つ一株が何円の利益を生み出すのかを示す指標です。

何故EPSなのでしょう?

それは株主に属する利益が最も可視化された数値だからです。

例えば保有銘柄の当期純利益が20%上昇したとしましょう。普通なら喜ぶところですよね・・・

しかし、その会社が新規株式を発行し株式数が20%増えていたら?

実はあなたが得られる利益は変わらないのです。

だからこそ、会社の利益を一株当たりに換算して見ることが重要ですね!

さて、もう一つポイントとして挙げられているのが>売上高ですね!

下のグラフを見てください。

これは企業がどのようにして利益を上げているのかを示した損益計算書というモノです。

売上から商品の原価や人件費などを引いたものが純利益となります。

つまり、売上高が増えなければどんなに人件費や原価を削減しても、いずれ成長に限界はやってくるのです・・・

逆に売上が伸び続けていれば、それは利益を出すための土台が着実に築かれていることになります!

だからこそ売上高は企業分析において重要なファクターの一つなのです!

A(Annual Earning Increases = 年間EPSの増加)

重要ポイント

・年間EPSの増加率が過去三年間で平均25-50%以上
・ROE(株主自己資本利益率)17%以上

・解説
先ほど紹介した当期純利益は一時的に良い決算が出ただけの可能性もあります。
そこで注目すべきなのが、直近3-5年間のEPSの増加率です。
ここが年率で25-50%以上であれば、継続的な成長を見せており今後も成長する可能性が高いと言えます。

・良い例
EPS 10円→13円(30%)→20円(53%)→24円(20%)→40円(67%)
平均して25%以上のEPSの増加を示しています。4年目が一時的に下がってますが、5年目の増加率が過去よりも高水準であれば良いそうです。

・悪い例
EPS 10円→13円(30%)→20円(53%)→10円(-50%)→18円(80%)
平均して25%以上の増加率を示していますが、5年目が3年目のEPSを越えていません。これはEPSの回復が遅く、最高水準まで業績を伸ばせていないという事であり良い結果とは言えないです

利益が右肩上がりの成長を見込める銘柄を選んでいきましょう

さて、この章にはもう一つROEという指標が出ていたので紹介します!

ROE(=Return on Equity)は日本語に訳すと自己資本利益率といい計算式で表すと

ROE = 当期純利益/自己資本

となります。これは自己資本をどれだけ効率良く活用して利益を生み出せたか、つまり会社の経営の上手さを示しています。

ROEが17%以上であれば成長株の可能性は高くなります!

気をつけて欲しいのは自己資本比率の低い会社はROEが高くなりやすいこと!借金が少なく財務が健全(=自己資本比率50%以上がだいたいの目安)、かつROEが高い会社を見つけるようにしましょう!

N(Newer Companies, New Products,etc =新興企業や新製品など)

重要ポイント

新興企業、新製品、新サービス、新経営陣、正しいベースを抜けた新高値に注目

・解説
新しいモノはいつでも可能性を秘めています。上記に挙げたワードは株価の上昇に密接に関わり、株価の上昇をもたらすかもしれません!

・新製品、新サービス
下に有名な例を挙げていきます
マイクロソフト:ウィンドウズという革新的なOSを開発
アップル:新しい小型音楽プレーヤー「iPod」が人気を集めそこから株価は上昇。
アマゾン:自社の物流網を配備し、顧客満足度の高いECサービスの提供

こういった新製品・新サービスは、私たちの生活に革命を起こすような製品です。

例えば電気・電話・家電・自動車の発明から、SNSといったコミュニケーションツールに至るまで、深く生活に浸透して暮らしを変えてきましたね。

こういった成長性のある新製品・新サービスを開発した会社に投資するのが重要ですね。

・新興企業や新経営陣
 上の新製品・新サービスに繋がるキーワードとして新興企業による新しい需要の創出や新経営陣による方針転換があります。これらは会社の急成長に繋がり、株価の急上昇などに繋がります。

・正しいベースを抜けた新高値
また株価が高すぎてリスクが高そうに見える銘柄は更に値上がりし、株価が割安に見える銘柄ほど更に値上がりする傾向にあります。
今後のブログで解説しますが、適切なチャートの形を経て高値を更新した銘柄は株価が更に値上がりする可能性が高く、値下がりして割安に見える株を買うよりもよほど有益であると言えます。

結局、新しい変化が株価に大きな影響を与えます。
そのためには世界中のニュース、企業のIR、市場の動向などに目を光らせていきましょう。

まとめ

振り返り

C(当期四半期のEPSと売上)=当四半期のEPSと売上が前年同期比で少なくとも25-50%以上の大きな上昇
A(年間EPSの増加)=年間EPSの増加率が過去三年間で平均25-50%以上
N(新規事項)=新興企業、新製品、新サービス、新経営陣、正しいベースを抜けた新高値に注目

CAN-SLIMの前半、CANについて紹介させてもらいました。

正直Nの部分は少し難しいですよね。

なので初めはC、Aの部分を意識していきましょう。

C,Aを満たす企業は業績が良く、そして業績に株価はついてくるからです。

そして選んだ銘柄の中から余裕があれば、新製品、新サービスなどをチェックしより勝率を高めていけば良いと思います。

さて、ここまではCANーーSLIMのまだ半分、残りのSLIM編で超グロース株を見つける残りのポイントを確認しましょう。

次回もお楽しみに!WE CAN DO IT!!

リンクを貼っておきます。投資を始めるなら読んでおいて損は無い本だと思います(^_^)

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